全社で不動産情報を活かす仕組みへ
REMETIS導入で初動スピード・検討量が大幅に向上
株式会社フジタ
同社は100年以上の歴史を持つ総合建設会社です。2013年に大和ハウスグループの一員となり、2015年には大和小田急建設と合併し、これまで蓄積してきたノウハウに大和ハウスグループの総合力を加えることにより、建設業だけではなく都市再生事業や不動産開発事業をはじめとするさまざまな事業を推進してきました。世代を超えて積み重ねてきた実績・技術を生かし、人々が快適で安心・安全な生活を送れる環境を創造します。
営業本部
企画営業統括部 企画開発部
境谷 侑海 様
不動産ビジネスの成否を分かつ「情報の活用」。フジタ様ではREMETISによる業務変革が進んでいます。部門を横断した活用の広がりや、従来抱えていた情報管理の課題がどのように解決したのか等、REMETIS導入後の変化を語っていただきました。
課題
・情報登録・検索に時間がかかる
・スクラッチシステムでの登録作業・メンテナンス負担
・部門横断的な情報共有基盤の不在
効果
・自動化による時間短縮で、情報登録数は昨対比約2倍へ
・単純作業から本質的な業務へシフトし、案件の実現性が向上
・部門の垣根を越えた情報共有が進み、共同プロジェクトも創出
フジタ様の不動産事業について概要をご紹介ください
境谷
当社は土木・建築の技術をはじめとした総合建設業のノウハウと、豊富な経験・実績を踏まえ様々な『まちづくり』を展開しております。土地区画整理事業においては全国で1,800ha以上、市街地再開発事業においては全国で約30件以上、等価交換事業においては首都圏を中心に700棟以上手掛けております。当社が開発用地を取得する不動産開発事業においては、物流施設やホテル、住宅のほか様々なアセットの実績が全国・海外にございます。また、PFI事業や土地有効活用事業においても着実に実績を重ねております。建設技術を基盤とする企画提案、地域の複雑な権利関係の調整力、土地区画整理事業や市街地再開発事業等のさまざまな事業手法、調整区域のような開発難易度の高い物件の許認可等、フジタの総合力で不動産事業を展開しております。
境谷様の各事業部門の役割とミッションについて教えてください
境谷
私が所属する営業本部企画開発部では、建設工事の受注を図るために全店の営業部門と連携して企画提案・事業構築型営業活動を推進する役割と、不動産投資事業拡大を図るため物件情報の収集と全店の物件情報を統括し、収益最大化を推進・支援する役割がございます。当社の方針として、今年度から特に不動産投資事業に注力すべく、当部としても物件情報の収集・検討を強化しております。当社としては全国、あらゆるアセットタイプに取組可能ですが、中でもホテルアセットは当部が担当部門となっているため、企画開発部としてはホテル案件の検討が多いことが特徴です。
REMETIS導入以前にあった業務課題を教えてください
境谷
当社では、以前より社内で作成したスクラッチシステムに不動産情報を取り込んで運用していました。しかし、情報登録・検索において時間がかかるという課題がありました。
リストベースのシステムのため既入手情報の視覚的判断ができない点、記載項目が多く登録・メンテナンス共に時間がかかる点、情報入力が属人的となっており検索漏れがある点等、不動産情報を扱ううえで大きな手間がかかっていました。
また、システムの使用率が低いという課題もありました。不動産投資部門だけではなく、全営業部門が収集してきた不動産情報をシステムに登録するということが当社の方針です。総合建設会社として培った関係性から、営業が情報取得するケースも多いためです。1つ目の課題の通りシステムが視覚的ではなかったことも理由の一つですが、登録時のルールが明確化されておらず、部門によって認識の違いがあり、ほとんど不動産投資部門のみが活用しているという状況でした。
どのようなキッカケでREMETISを知ったのでしょうか
境谷
REMETISユーザー企業様よりご紹介いただいたことがきっかけです。REMETISの導入を検討していた時期は、既存システムの改修検討等、社内でのDX推進の動きが活発化しているタイミングでした。
他社サービスも比較しておりましたが、REMETISの物件概要書のPDFを自動で読み込む機能は、わかりやすく時間削減を実現できると思い、特に魅力を感じました。すぐにトライアルを申込み、使用感を確認したところ、直感的な操作が可能でUIも見やすいため「これなら操作に不慣れな営業の方でも、まずは興味をもっていただける」と感じました。
課題解決に向けて、REMETIS導入を決めた理由を教えてください
境谷
業務上の課題がREMETISの機能で解消できると感じたからです。
時間の削減については、地図ベースの情報閲覧やPDFの自動読み込み機能にて解消できます。
使用率については、操作性の良さと、旧システムにはなかったニーズマッチング機能や公示データ・マーケット情報を一元的に閲覧できるという機能の追加により、確実に向上するだろうという期待感がありました。
また、運用コスト面でも、スクラッチシステムから外部プラットフォームの利用へ切り替えたいと感じておりました。社内で作成したシステムのため、保守管理を自社で対応する必要があり、運用していくうえで手間が発生していました。REMETISへ切り替えれば運用の手間が省けるうえに、トレンドに合わせた新機能の追加や機能改善が進んでいくだろうとRESTARの担当者と打ち合わせを重ねる中で感じました。
REMETIS導入時の課題があれば教えてください。その際に課題に対してどのように乗り越えましたか
境谷
先程挙げさせていただきましたが、旧システムにおいて運用ルールが明確化されていなかったという課題がありました。
REMETISの導入を機に、不動産情報を入手してから登録・検討・共有までのフローを抜本的に見直しました。
RESTARの担当者からいただいた運用マニュアルを参考に、物件名入力の統一ルールや取引形態のタグ付け等、詳細ルールを設定していきました。REMETISに備わっているタグやステータス、社内メモ機能を活用しながら社内ルールを実運用に落とし込んでいきました。
まずは社内で「使ってもらう」という点が大切ですので、運用開始にあたっては、WEBの操作説明会を開催し、動画と各種マニュアルを社内のイントラネットに格納し展開しました。必要に応じて各支店単位やオフラインでの説明会も実施しながら、運用ルールの明確化と共有を進めていきました。実は導入前からRESTARの担当者によるサポートがあり、REMETISを導入する意義の整理や、導入までの準備なども進めやすかったと感じています。
こうした導入初期からの定着に向けた取り組みが功を奏し、現在ではかなり活用が進んでいると思います。
REMETISをご利用いただいて、率直な感想をお聞かせください
境谷
不動産情報管理において、「今までこんな機能が欲しかった」と感じていたことを全て備えている優れたシステムだと感じています。
自動読み込み機能や地図サービスとの連携はまさに欲しかった機能であり、圧倒的な作業時間短縮に繋がっていると実感しております。また、外部情報のリサーチや資料作成といった強力なアシスト機能に加え、ニーズマッチング機能を備えています。REMETISには機能がたくさんあるため、まだ完璧に活用しきれていないと感じる反面、業務の主軸を単純な登録作業から高度な情報分析やマッチングへと進化させ、業務自体を抜本的に変えていける可能性があるシステムだと感じております。
また、サポート体制が充実しており、何かあった際にはRESTARの担当者に相談しやすい環境があります。
REMETISを実際に使っていただいて、従来の業務にどのような変化がありましたか
境谷
物件情報を入手してからの初動が格段に速くなりました。まずは、当社として既入手情報かどうかを確認する必要があります。今までは検索に時間がかかっていたため、お客様から情報を入手したとしても一度持ち帰って確認という業務フローになっていました。それがREMETISを活用すれば、例えばお客様との面談中でも即時確認可能となります。事業性判断においても、都市計画情報やマーケット情報等必要なデータを一元的に確認できるため、お客様へのレスポンスや社内会議にかけるまでの速度が格段に上がりました。初動を早くすることによって、社内会議にかける案件の数は12月時点で昨年度比約2倍となり、格段に増えております。
また、当社では全営業メンバーを対象に、不動産情報取得のKPIを設定したことが追い風となり、不動産情報の登録件数も大きく伸長しました。今年度はわずか半年で前年度実績を大きく上回り、12月時点では通期の2倍以上の登録件数へと急増しています。
このように検討案件数と、それを下支えする登録件数がともに倍増しましたが、無駄な作業が減った分、より本質的な業務である物件調査や検討、協議に時間を充てることができるようになり、案件進捗の確度も上がったと感じております。
旧システムでは使用率が低いという課題を抱えていたのですが、REMETISを導入してからは、他部門よりREMETISの使い方の質問が届くケースも見られ、部門を超えて活用が進んでいることを実感しています。
フジタ様で行われているDX推進やデジタル技術活用、データ活用などの中で、REMETISはどのような役割を担っていますか。
境谷
建築営業と不動産投資部門の垣根をなくす役割を担っています。不動産注力という当社の方針もあり、部門を超えてREMETISを活用し、実務で繋がることによって同じ方向へ進めていると感じます。
実際に部門を超えた共同プロジェクトなどの事例も出ており、社内コミュニケーションの機会も創出していると思います。
当社の不動産事業としてはもちろん、建設業にも良い影響が出ております。
REMETISに対する今後の期待を教えていただけますか
境谷
事業収支の作成機能を、更に拡充していただけると嬉しいです。
その際、社内の実績数値をREMETIS上で参照できると、より事業収支作成の効率は上がっていくと思っております。
RESTARの担当者との定例会でREMETISの機能アップデートを伺うたび、日々進化していることを実感します。当社もより良い活用方法を模索し、事業スピードをさらに加速させていきたいと考えております。
そのためにも、引き続きRESTAR様には良きパートナーとして伴走していただきたいです。

※掲載内容は2026年1月時点のものです